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リアルとファンタジーが融合した世界観が素晴らしい映画「パンズラビリンス」

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リアルとファンタジーが融合した世界観が素晴らしい映画「パンズラビリンス」

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ペイルマンやパンなど怪物のデザインが秀逸

※ネタバレあり

監督・脚本はギレルモ・デル・トロ。
第79回アカデミー賞では撮影賞、美術賞、メイクアップ賞を受賞。

パンズラビリンス のパンは左の怪物。右の少女が主人公のオフェリア。

スペイン内戦で仕立て屋の父を亡くし、超怖い軍人のヴィダル大尉と再婚しちゃった母と暮らすオフェリア。
ヴィダルは生まれてくる息子に期待していてオフェリアや彼女の母に対してあたりが強い。
母もヴィダル太尉怖いから何も言えないためオフェリアは居辛さを感じていた。

そんな時オフェリアは本のおとぎ話の世界へ引き込まれていく。
虫が妖精に変身からパン登場のファンタジー展開の早さが良い。

ペイルマンが有名すぎてこの化物に追いかけ回される映画って思われがちだけど登場シーンは驚きほど短い。
オフェリアが禁忌をおかしてしまいペイルマンが目覚めてしまうこのシーンはファンタジー感強くて見ていて楽しい。

砂時計のタイムリミットが迫りペイルマン(サムネのバケモノ)が追いかけてくるシーン。

家政婦のメルゼデスという女性がスパイ行為を行うのだが、
ヴィダル太尉が怖いから緊張感すごい。

中盤からリアルとファンタジーを行き来し境界がぼやけていく。
戦争の悲惨さでリアリティを感じ、異形なパンの登場でファンタジーの世界がいつの間にか始まっているので、
視聴者の頭も混乱していくことになる。

母の病気を直すマンドラゴラがバレるオフェリア

太尉に睡眠薬入りの酒を仕掛けて一度飲むのをやめることで不安にさせる。
サイコの車を沈める時に一回止まるシーンもそうだが、動きをあえて停止させることで不安を煽る手法はとても効果的。

ラストは王国に行きハッピーエンドかと思ったが夢だったのだろうと僕は感じました。
最初からファンタジー要素はオフィリアの妄想だったのかって思ったが、
そう考えると辻褄合わないところ(マンドラゴラやチョーク)
あるから最後までどこからどこまでが現実かがわからない感じが気持ち悪く、すごくよかった。
明らかにハッピーエンドではないけどいい映画見た爽快感もある不思議な映画でした。

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