『MAMA』は、2013年に制作されたホラー映画。
「パンズラビリンス 」のギレルモ・デル・トロが製作総指揮、監督はアンディ・ムスキエティ。
パンズラビリンスがすごく好きなホラー映画だったのでみる前から期待値が高い『Mama』だったが、
その期待を超えてくれる素晴らしいホラー映画だった。
ちなみに有名なジャンプスケアは下のgif。初見だとびっくりするので閲覧注意です。
少女の笑顔に反して奥にいる明らかに不穏な何かのギャップとジャンプスケアまでの間、奇妙で高速な動きが怖さを演出している。

目次
多彩な恐怖の演出
メガネを外した時のボヤけた視点を活用したカットや、不吉な未来を暗示するような絵。
子供の描いた絵の不気味さは多くのホラー映画でも使用されているが目の悪い視点で何かが起きているという演出は珍しい。
ヴィクトリアの催眠療法の際に目から上の部分が綺麗に影で隠れてるシーンは不気味さをうまく演出していた。
下の画像はヴィクトリアと妹が遊んでると思いきや謎の影と遊んでるシーン、壁の向こうの出来事であるため視聴者しか気づけない。
この後ありえない位置に妹がいる姿が一瞬みえるのだがこれも素晴らしいホラー演出。
シンメトリーでプレイヤーだけが気付く恐怖でメトロイドフュージョンのSA-Xが追いかけてくるシーンを思い出した。

何がわからない壁のシミをよく見ると...
映像のヴィクトリアの視線追うと...など度々ジャンプスケアがあるがどれもびっくりする。
一番好きなジャンプスケアのシーンは
- 部屋を右から左へ移動
- 妹のリリーが段ボールから手を出す
- 左から右へ戻る
- カメラが引いて部屋を出てさらに奥の部屋へ引く
- 女性が引いたカメラを追うようによると後ろに影が。
というシーン。文字では伝わりづらいので是非実際に映画を見て欲しい。
カメラフラッシュのシーンもベタではあるけど屈指の恐怖シーン。
ジェシカ・チャステインの演技力がすごい
映画「シャイニング」に出演していた女優シェリー・デュヴァルに少し似てると感じた。
調べてみるとゼロ・ダーク・サーティ、女神の見えざる手、インターステラー、などなど数々の有名作品に出演しているものすごい女優だった。
こなせる役の範囲の広さがすごい。
映画の主役 ママ役の ハビエル・ボテット

先天的な難病、マルファン症候群のハビエル・ボテット。
身長は204cmの長身で、体重は約45キロ。指も細く長い。
その体格を活かして、以下のような多くのホラー映画などでクリーチャーを演じている。
- REC/レック シリーズ
- 死霊館 エンフィールド事件
- HOSTILE ホスティル
- IT/イット “それ”が見えたら、終わり
- インシディアス 最後の鍵
- スレンダーマン 奴を見たら、終わり
- ゲーム・オブ・スローンズ
- スケアリーストーリーズ 怖い本
スケアリーストーリーズはもうすぐNetflixでみれるようになるので見ます!