バックパッカーを震撼させるホラー映画「ホステル」※ネタバレあり
ご都合主義な展開が多いが秀逸なホラー演出が多い映画
イーライ・ロス監督の代表作品。
米連続ドラマSUITSのルイス(リック・ホフマン)が出てきてちょっと嬉しかった。
不安煽りの鉄板の口笛、軋む扉の音、心音が多用されている。
少々の恐怖より性欲が上回ることに説得力があるため物語を勧めやすくなるのか、
かなり非合理的な行動が多い主人公達が気になったけどホラーあるあるです。

ホステルのテレビにパルプフィクションが写っていてタランティーノリスペクトを感じた。
スロバキアのスパって混浴なのも衝撃だったけど洋画でありがちだけど同室に友達が居るのに●ァックしてるのもすごい。
これはホラーというより洋画あるある。
きれいな日本人女性が出演していたがわざとなのかカタコト日本語だったのがすごく違和感を感じました。
この日本人女性の最後は仕方ないけど、頑張って助けた主人公が気の毒に感じます。

ご都合主義な展開多い
主人公の友達が消えて、探している友達と同じジャケットを着ている男を見つけて声を掛けるが別人だった。
その男の「This is my jacket」 というセリフあたりから不安感が込み上げてくる。
このような通常怖くないセリフが、状況によって怖くなるシーンが好きです。
チェーンソーを使ってる人が滑って転んで自滅するのもご都合主義だけど面白い。
脱出時にもご都合感が強く、カナの悲鳴で助けに戻る主人公が勇者すぎて違和感がありました。

好きな怖いシーン
・拷問部屋で目が覚めた時の袋を被されて1人小視点で視界が狭いカット。
視聴者側も袋を被されている感覚になる。
・最後の一人になった主人公が他の人の拷問部屋を横目に引きづられるところの恐怖。部屋に閉じ込められ画面が暗闇の状態が続くカット。
やばい場所に連れ込まれている感が恐怖を煽る。確実に自分への攻撃が迫っているのが怖い。
グロ耐性がある方はぜひ試聴してみてください。
生々しい暴力と血みどろの描写で悪名高い「グリーン・インフェルノ」
『グリーン・インフェルノ』(The Green Inferno)は、2013年に公開されたイーライ・ロス監督によるホラー映画です。
森林伐採や先住民の虐待に抗議するため、アマゾンの熱帯雨林に渡った若い活動家たちの姿を描く。
しかし、飛行機はジャングルに墜落し、彼らは人食い部族のなすがままになってしまう。
本作は1980年の『食人族』という映画をモチーフにしており、タイトルは同作に出てくるジャングル地帯の名前からつけられています。
『グリーン・インフェルノ』は、『ホステル』と同様に極端な暴力、拷問シーンがいくつか登場するため、気の弱い人には向いていない。
この映画の長所は、活動家と先住民族の対立を描いていることです。
活動家の目的は崇高だが、ジャングルという危険で不慣れな環境では手も足も出ないように描かれている。
一方、先住民の残忍で野蛮な性質は、彼らの信念や文化を映し出している。
しかし、この映画は先住民の描写がステレオタイプだとして批判されている。
この部族は人肉食で暴力的と描かれ、先住民に対する有害な固定観念を植え付けているという意見があります。
さらに、この映画では白人の活動家が自分たちの文化から先住民を救おうとする「白人の救世主」というステレオタイプも使われていることも批判の対象となっています。
特に恐ろしいシーン
・最初の犠牲者のシーン。多くの良いホラー映画に共通すると感じる点は最初の犠牲者のシーンが特に恐ろしいこと。
・先住民に洗礼を受けるシーン。一番の見どころでパッケージにも使用されています。圧倒的に違いすぎる文化の恐怖、生首から自分の末路もイメージする。シンプルに敵対する者の多さも怖い。
・ジョナの解体ショー。マグロのように捌かれるショッキングなシーンです。