リング

監督は中田秀夫で原作は鈴木光司の小説「リング」。
中田秀夫監督は女優霊、仄暗い水の底から、本当にあった怖い話など名作ホラーを多数製作しています。
2020年では「事故物件 恐い間取り」の監督もつとめている。
・ビデオに殺されるなんて。
見た者を1週間後に呪い殺す「呪いのビデオテープ」の謎を追うというストーリー。
最も記憶を消してもう一度見たいホラー映画。
僕が見たときにはテレビで貞子のパロディとかやりすぎていたせいで、
オチが分かった状態で見てしまったので怖さが薄れていたはずだけど、それでもかなり恐怖を感じました。
主人公は息子の陽一と暮らすシングルマザーの浅川 玲子(松嶋菜々子)。
玲子の姪にあたる女子高生の智子(竹内結子)の不審な死の謎を追いかける。
その中で息子と「呪いのビデオ」を見てしまい、1週間後に死ぬという呪いを解くために奔走する。
その呪いのビデオの不気味さは伝説になっており、
このビデオのせいで丸鏡という物自体に怖いイメージがついた気がします。
特に不気味さを醸し出してい白い布をかぶって下に指をさす男は「ハエ男の恐怖」へのオマージュ。


ジャンプスケアや過激なグロがあるわけでもないのに不安や恐怖を感じさせる映像を作るのは本当にすごい。
ジャパニーズホラー の教科書。

リングは貞子の怖さだけでなく他の細かい演出も効果的。
その全てが最後の最恐の演出を引き立てる。
最後のシーンだけ見ても怖さを最大限楽しめないからリングを見たことない人は是非最初から見て欲しい。
まさかDead by Daylightで貞子が来るとは...。
絶対購入します。
リング2
貞子は生きていた!?

リング2でも引き続き呪いのビデオが猛威を振るう。
松嶋菜々子や真田裕之もリングに続いて登場する。
他にも深田恭子、中谷美紀、小日向文世など豪華キャストとなっている。
リングの正規の続編は「らせん」であり「リング2」はパラレルワールドのような作品であるため、
「らせん」とは異なる展開になっている。
若かりし深田恭子

深田恭子にまつわる怖いシーンが多い印象でした。
死に顔はもちろん、インタビューの映像が徐々におかしくなるところも怖い。
呪いで死んだ人が普通じゃないという伏線を貼っておいて一度は見せずに溜めて、
深田恭子で見せるのはよかった。
ジャンプスケアに至るまでの過程
好みの問題かもしれないがジャンプスケアの時に中谷美紀が「ひっ!」と驚いて、
画面が切り替わり貞子の手がベランダを掴んでいるシーンがあるのだが、
中谷美紀の顔アップ→ベランダの貞子の手→「ひっ!」の方がいい気がする。
現実世界に山村静子がいた時も同様。
山村静子の時はシーンの流れのままカットせずにした方が怖い。
一番怖かったのは井戸から復元した気持ち悪い顔で追いかけてくる貞子。
たまに貞子可愛いって言っている人いるがリング2の貞子は少なくとも全然可愛くないです。
あとは全く怖さと関係ないが水に念を送ってその性質を見るシーンはハンターハンターの水見式を思い出した。
年代を調べたがリング2もハンターハンターの水見式初出も1999年だった。