最強の鬱映画「セブン」

予想できない結末
7つの大罪をモチーフにした連続殺人を追いかける、
若手刑事のミルズとベテラン刑事のサマセットのコンビ。
終盤に犯人が明らかになってからの流れが凄まじい。
犯人の告げる場所へ同行する際に、高圧線、犬の死体、トレーラーハウス、廃車などで緊張感が高まる。
ミルズの元へ荷物が来てから真相がわかるまでのシーン何度も見返してしまう。
あえて荷物の中身は写さないのも良い。
結末があまりにも鬱すぎるので、配給会社から「サマセットが犯人を射●する」という筋書きも検討されたが、
フィンチャーとウォーカーが反対したため採用されなかった。
配給会社は映画が嫌いなのか疑ってしまう。
配給会社からのお言葉で結末が変えられてしまった映画もあると思うと悲しい。
結婚したくなくなる怖い映画「ゴーン・ガール」

デイビッド・フィンチャーが描くサイコロジカル・サスペンス!
失踪した妻と疑われた夫
メディアが暴く夫婦の秘密とは…
ロザムンド・パイクの演技力
才色兼備だが少し風変わりな妻メイシーを演じているのがロザムンド・パイク。
メイシーが心から喜んでる時に見せるガッツポーズや、金持ち男への好みの男じゃないけど合わせとくかみたいな態度が好きでした。
演技力すごいところをあげるとネタバレになるので最後の顔が怖いとだけ。
「ゴーン・ガール」でロザムンド・パイクはゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞、アカデミー主演女優賞にノミネートされ、
そのほかにも数々の批評家協会賞を受賞している。
愚かな旦那の行動
旦那のニックは才色兼備な妻のメイシーに比べ、優秀ではなく凡人に描かれている。
しかし、ロマンチストでユーモアがありイケメンなところにメイシーは惚れて結婚にいたる。
妻に出資させて妹とバーを経営したり、地元の短大で講師を始めるが問題があったり情けないと思われる場面が多い。
情けないし旦那として失格なところもあるけど、ニックの境遇を考えると同情してしまうところがある。
ここは他の人の感想が聞きたいところです。
ネタバレ感想
映画の割と早い段階で実は妻のメイシーは生きているし、なんならメイシーの仕込んだ事件だというのがわかる。
この映画の面白いところはそこから旦那パート、メイシーパートと交互に展開されてメイシーのサイコな一面が見れるところ。
最初から最後まで計画通りには行かないところもリアルでハラハラするが機転の良さで乗り切るのがすごい。
女の強みも全力で使うし、自分を傷つけるリスクも平気でやってのけるスーパーサイコガール。
メイシーの頭のキレと行動力に恐怖を感じる作品。
予告編がピークな映画とか多いけど「ゴーン・ガール」は秀逸。
マイケル・ダグラス主演のサスペンス映画「ゲーム」

投資銀行経営者ニコラス・ヴァン・オートン(マイケル・ダグラス)は、
誕生日に弟のコンラッド(ショーン・ペン)からCRSという会社が提供するゲームの招待状を受け取るところから始まる。
―「人生が一変するような素晴らしい体験ができる」―
金持ちで何もかも手に入る男でも喜ぶプレゼントとして弟が用意したゲーム。
懐疑的だったニコラスも周囲の金持ち仲間がCRSの話をコソコソ話していたり、
テレビのアナウンサーがニコラスに話しかけてくることで嫌でも興味を持つことになる。
序盤は世にも奇妙な物語の「ズンドコベロンチョ」のような流れで進む。
マイケルダグラスやショーン・ペンとった豪華なキャストということもあり飽きずにみることができる。
ラストシーンも好きだがズンドコベロンチョみたいな序盤が一番好きです。