若かりし頃のジャックニコルソンが出演しているB級ホラー

公開年 | 1960年 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
監督 | ロジャー・コーマン チャールズ・B・グリフィス メル・ウェルズ |
脚本 | チャールズ・B・グリフィス ロジャー・コーマン |
上映時間 | 72分 |
『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』は、1960年に公開されたB級ホラー映画。
パブリックドメインになっているくらい古い映画です。
花屋の店員である心優しいが頼りない青年シーモアが、食人植物を育ててしまいトラブルに巻き込まれていくというストーリーです。
シーモアが手に入れた食神植物は日本人から購入したと言っているところがとても興味深かったです。
1960年代から変なものがある国っていうイメージだったのかもしれません。
日本ではカラーテレビの放送が開始された年で高度経済成長期という年代です。
植物のデザインは流石に古さを感じますが俳優の演技はとても良いので楽しめます。

少数ながら強烈なキャラクター達
役名 | 俳優 |
シーモア・クレルボーン(主人公の花屋店員) | ジョナサン・ヘイズ |
オードリー・フルクアード(ヒロインの花屋店員) | ジャッキー・ジョセフ |
グラヴィス・マシュニク(花屋の店長) | メル・ウェルズ |
バーソン・フォーチ(花を食べる客) | ディック・ミラー |
ウィニフレッド・クレルボーン(シーモアの母) | マートル・ヴェイル |
ウィルバー・フォース(マゾの患者) | ジャック・ニコルソン |
上記のキャスト達の個性のクセがすごい。
主人公とヒロインは普通のキャラクターではあるが、花を食べるために買いに来る客や、マゾで麻酔なしに歯を抜きまくってほしい患者、病弱であることにアイデンティティーを持っているお母さんなど、そこまで出演時間が長いわけじゃないのに記憶に残るインパクトがある。
メインキャストではないがドSの歯を抜きたがる歯医者や、シーモアを誘惑する娼婦なども個性的で最後まで飽きずに見る事ができる。
ジャックニコルソンが演じるマゾの患者は本当に少ししか出演しないのですが最も強烈なキャラクターでした。
ブロードウェイでミュージカル 日本でも公演

ブロードウェイでも上演されたリトル・ショップ・オブ・ホラーズのミュージカルは日本でも度々上演されています。
食人植物の声をデーモン小暮が演じているのが面白いです。
キャストが少なくて済むためアマチュアグループにも人気があるミュージカルのようです。
ミュージカル化されるくらい脚本がよい映画ということだと思います。
ミュージカルのヒットを受けて1986年にハリウッドでリメイクされています。