子供たちが学校に出現するお化けを撃退していく2000年に放映されたホラーアニメ。
このアニメはリアルタイムで見ていたが口裂け女の予告を思い出し、大人になって見なおした作品です。
目次
未放送になった口裂け女の回
2000年11月5日に放送予定で2話の最後に予告だけ流れた第3話「あたし、きれい? 口裂け女」。
しかし実際に放送されたのは1話2話の総集編。
2話しか放送してないのに総集編。
当時見ていた時小学生だったけど子供ながら違和感をおぼえた。
2話の最後に流れた予告がすごく怖くて、兄と2人で「なにこれ?おかしいよね?」みたいな会話をした記憶がある。
大人になってからそういえばあの口裂け女の予告ってなんだったんだろうって思って調べてみたら大人の事情であることがわかった。
放送前に口唇口蓋裂症の障害者団体から抗議を受けて急遽、総集編に差し替えられたらしい。
この事があって口裂け女の回と2話の次回予告はビデオに収録されていない。
ちなみに同じ系統のホラーアニメ「地獄先生ぬ~べ~」は、原作にあった人面犬や口裂け女はそのような事情を考慮して作られていない。
学校の怪談の怖い回
・死者からの鎮魂歌(レクイエム) エリーゼ
小学生の時に「死者からの鎮魂歌(レクイエム) エリーゼ」を見てからは「エリーゼのために」は怖いという認識を刷り込まれた気がします。
大人になって聞くと素晴らしい曲なのだけど子供の頃は怖いと感じていました。
エリーゼのためにもメトロノームという言葉もこのアニメで知った言葉です。
「エリーゼのために」を4回聞くと死ぬという怪談なのだが、ホラーとしての完成度が高くて大人が見ても怖い。
2回目の家に流れ出す時が怖い。何やっても流れてくる。電話、テレビ、ラジカセ、オルゴールなどから曲が流れ出して逃げられない。
3回目の耳栓をしても聞こえてくる。
走って聞こえないところまで逃げるがピアノがジェイソン並の機動力を見せる。
その後の血文字で「あと一回」と宣告される絶望感。
4回目は桃子さんのチート能力でなんとかなる。学校の怪談はこのパターンが多い。
旧校舎に流れる旋律がいい味出してます。
・学校の怪談 第18話 〜放送室の茜さん〜

旧校舎の放送室で心臓発作で死亡した茜という女生徒が悪霊と化してしまった。
茜の放送を聞いてしまった人は日没と共に死んでしまうという話。
この回は冒頭で1人の女の子が苦しみながら倒れるところからはじまるのだが、その女の子の形相が子供向けじゃない。
あかねさんの姿もトラウマ級なお姿。
霊眠する直前に鬼のような形相になるが最後には美少女の顔で消えていく。
フリーザ声の黒猫がツンデレを発揮していてとても可愛いお話。
・学校の怪談 第11話 〜メリーさん〜

ヒロインのさつきが日本の絶叫クイーンの1人に数えていいくらい叫んでる回。
1回目の出現はそんなに怖くないが2回目に学校に電話をかけてきた時が怖かった。
人形のデザインがアナベルみたいな感じだったらさらに怖いと思うが、普通に可愛い人形なので救いがある。
お寺に預けた後にまた電話がかかってくる絶望感がよかった。
電話がない道場で泊まることでメリーさんからの電話に対抗するが、いつの間にか道場内に出現するメリーさんと仲間たち。
むしりごっことかいうオリジナルの痛そうな遊びや、
かごめかごめで周りをぐるぐる回る遊びを仕掛けてくる所が見所。
こういう学校にまつわる怖い話のイメージって大体このアニメで形成された気がします。
ちなみに学校の怪談のDVDはプレミア価格ついてるのでレンタルや動画配信サービスでみるのがお勧めです。
地獄先生ぬーべーはアマゾンプライムで無料で見れるよ。2020/01/23現在。