予算を大きく抑えることができるワンセット物の映画はホラー映画との相性がいいためかなり上映されています。
そこで今回は閉所恐怖症の方は閲覧注意な密室系ホラー映画を5つ紹介します。
・盲目の元軍人の家に閉じ込められる「ドント・ブリーズ」

地下室に金庫を持っているらしい視覚障害者宅への強盗を若者3人で試みるが、実は超人的聴覚と怪力を持つ元軍人だったというストーリー。
床が軋んで敵にばれそうになるお約束の演出も緊張感がでる。「クワイエット・プレイス」もそうだけど、音に異常に敏感な敵だと一層盛り上がる。
「ドント・ブリーズ」では、とにかく筋骨隆々の退役軍人おじいちゃんの迫力が凄まじかった。
モンスター系の敵と違って知性が高い敵なので、単純に追いかけてくるだけでなく待ち伏せなど意表を突く行動をしてくる。
また、こういう人間もいるかもしれないというリアル感もあるため、俺は幽霊やモンスター系の敵より殺意を持った人間の敵の方が怖く感じる。
序盤は敵であるおじいちゃんの目が見えないことが主人公たちのアドバンテージになっていたが、
ブレーカーが落とされて暗闇になったところから圧倒的におじいちゃん有利になる展開が面白かった。
窓から銃を構えてるおじいちゃんが一番ホラーポイントが高い。
大きな音とでっかい顔ドーン!みたいなジャンプスケアよりも油断した時にパッとくるホラー演出が怖く感じる。
家を脱出してからも少し戦いがあるのだけど、流石に屋外戦はおじいちゃんも戦えないため 、犬を放って追いかけていた。
家の中でのおじいちゃんが強かったから後半に犬メインの攻防になるとダレてしまった。
しかし序盤から中盤にかけての緊張感はかなり高いのでおすすめです。
・エレベーターに閉じ込められる「デビル」

エレベーターの故障で男女5人が閉じ込められその狭い空間で事件が起きるというストーリー。
エレベーター内だけでなく監視している人、エレベーターを修理する人、警察などもエレベーターの外で問題を解決しようと動く。
刑事が有能で良い動きするので展開は早いためダレない。
監視カメラの映像が一瞬死体だらけになるシーンが怖い。
最後の「デビル」の正体がわかった時が衝撃的。
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」みたいやなーって思ってたら本当にモデルにしているようで納得したけど終わり方は賛否ありそうな映画。
・棺桶に閉じ込められる「リミット」

「リミット」(原題Buried)は2010年に上映されたスペイン映画で、アルフレッド・ヒッチコック監督の映画「ロープ」にインスピレーションを受けた作品。
映画はほぼ全編、主人公が閉じ込められた棺の中だけで展開し、主演のライアン・レイノルズは一人芝居を演じた。
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 (2010年)で、インディペンデント映画トップ10の1本に選ばれた。また、ゴヤ賞の最優秀脚本賞も受賞した。
なんやかんやで棺に閉じ込められ地中に埋められた男性。棺の中にはライター、フラスコ、懐中電灯、ナイフ、グロースティック、ペン、鉛筆、携帯電話がありそれらを利用して脱出を試みるというストーリー。最優秀脚本賞なだけあって展開がすばらしい。
主演俳優のライアン・レイノルズは、撮影中に閉所恐怖症に苦しんでいたようで、映画のクライマックスは棺が砂でいっぱいになるのだが、彼は「二度と経験したくない」と語っている。
映画中に出てくる「マーク・ホワイト」の意味がわかると恐ろしい。95分の映画なので結構さっくりみれておすすめ。
・用途不明な謎の施設に閉じ込められる「CUBE」

立方体(キューブ)で構成されトラップが張り巡らされた謎の迷宮に、突如放り込まれた男女6人が脱出を試みる物語。
ワンセット・役者は7人という低予算映画。密室系の元祖ともいえる作品。
登場人物の6人が全員個性が強く見ていて飽きないし覚えやすい。
- オルダーソン 最初の犠牲者。この映画に緊張感を強烈に与える人物。
- クエンティン 迷宮のミノタウロスみたいになる最初は頼りになりそうな黒人男性。
- ハロウェイ 精神科の中年女性。障害のあるカザンを気にかけてあげたりする人物。最後ちょっと可哀想。
- レヴン 数学科の女子学生。この子がどんどん可愛く見えてくる不思議。めちゃ有能キャラ
- カザン 精神障害を持つ男性。かなり足を引っ張るがある特異な能力がある。
- ワース やる気ない男性。なんか知ってるような雰囲気ある。
一番好きなシーンは手を離すところ。見ればわかる!
amazonprimeで見れるからみてない人は是非みて欲しい。
・殺人鬼に色んなところに閉じ込められる「SAWシリーズ」

1が一番面白いけど続編も密室系は継承しているし個人的には3までは面白い。
最後の全ての謎が解けたときのBGMと走馬灯みたいなシーンは爽快。
予告見ただけでワクワクする映画。