2011年に放送されたアニメ。
契約で魔法少女となった女の子が人間の敵である魔女との戦うという勧善懲悪系と思わせて実はかなりシビアなストーリーとなっている。
- 監督:「化物語」シリーズの新房昭之
- 脚本:「PSYCHO-PASS サイコパス」の虚淵玄
- キャラクターデザイン:「ひだまりスケッチ」の蒼樹うめ
この3人の化学反応が素晴らしい作品を作り出している。
化物語のアニメもめっちゃ好きだしPSYCHO-PASSも3周くらい見たアニメだから絶対好きだろうなーって思いながら視聴してた。
劇団イヌカレーのつくる世界観
更にスパイスとして劇団イヌカレーが魔女や異空間の描写をデザインしている。
この劇団イヌカレーのコラージュで作られた魔女のデザインがめっちゃかっこいい。
このアニメで初めて劇団イヌカレーを知ったけど二人組のアニメーション作家ユニットで物語シリーズにも協力している。
・ソウルジェムの真相

ソウルジェムは魔法少女の力の根源で契約者の証。ソウルジェムには以下のような特徴がある。
- 魔法少女の力を使うとソウルジェムが濁る。
- ソウルジェムの濁りを清めるには魔女の落とすグリーフシードを使用しなければならない。
- キュウべえと契約し魔法少女となるとソウルジェムが本体となる。肉体はただの入れ物になる。その為無理な戦闘も可能となる。
- ソウルジェムが濁りきるとグリーフシードになり魔法少女は魔女となってしまう。
「この国では、成長途中の女性のことを『少女』って呼ぶんだろう?だったらやがて魔女になる君たちのことは、『魔法少女』と呼ぶべきだよね」
byキュウべえ
立ちが悪いのがほとんどの魔法少女はこのソウルジェムの特徴を教えてもらっていない状態で契約しているということ。
契約を迫ってくるキュウべえを最初は可愛らしく感じるがじわじわと恐怖を感じるようになる。
登場の仕方も完全にホラーな演出になってくると、口が全く動かない無機質なデザインがきいてくる。
・魔法少女が●ぬ

メインの魔法少女が死んでしまうというとんでもない展開が3話くらいから始まる。
というかメインキャラはほぼ全員死亡描写がある。
3話のマミの死亡が一番有名だが他の魔法少女の死もかなりえぐい。
個人的には美樹さやかのストーリーが救いがなさすぎて一番好き。
・もう一人の主人公美樹さやか
中盤まで主人公の鹿目 まどかはあまり活躍せず(というか終盤まで活躍する場はない)美樹さやかが中心のストーリーとなっている。
美樹さやかは魔法少女となって事故で治療不可能な怪我をおった幼馴染の恭介の怪我を直すという願いを叶える。
その後美樹さやかではない違う女の子といい感じになるという悲しい展開に。
その後精神がおかしくなってしまった美樹さやかが魔女と戦うシーンが影だけで表現されていて怖い。
BGMも切ない。
この戦闘の仕方を咎めるまどかにブチギレるさやかのシーンも見所。
全くストーリーと関係はないが茜屋すしぎんのメニューの名前がまどマギの登場人物と一致しているとして話題になっていた。
しかし美樹だけがメニューに存在せず助六となっていることから美樹さやかを助六と呼ぶ者もいるらしい。

美樹さやかが鬱要素強かったので紹介したが暁美ほむらも主人公レベルの活躍をしているのでかなり人気が高い。
そして鬱展開。
気になった人はNetflixやAmazonプライム、U-NEXTで視聴できるので是非見ましょう。